【都営住宅】 家賃や子どもが自立した後のこと

こんにちは。暁のぞみです。

我が家は母子家庭で娘ふたり。東京都なので都営住宅に20年以上住んでいます。都営住宅は生活状況や世帯収入によって家賃補助が受けられます。

実際どれくらいの広さの住宅で年収によってどう家賃が変化するのか我が家の例でご紹介。 

そして子どもが自立したあとも気になるところですよね。私が今娘たちが就職して3年目になります。扶養控除や寡婦控除が取れてしまった後のことや、今後終の棲家として暮らしていけるのかをご紹介します。 

ぜひ参考にしてください。

都営住宅に住んでいる我が家の場合

正職員としてバリバリ働いているお母さんは家賃の心配がないかもしれませんが、多くの母子家庭は家賃が気になると思います。

私はブログで母子家庭が住むなら公営住宅だと散々書いてきました。広さと家賃を考えたら一番お得だからです。

我が家は東京都と言っても郊外なので都心部に比べたら家賃は安いです。それでも子どもがふたりいる3人世帯となると2DKだとちょっと狭いです。

離婚後2年弱は40m2の古い2DKのに住んでいました。当時は未就学児だったので十分でした。ですが家賃は駐車場など合わせて9万ちょっとだったと思います。パート勤務にはかなりきつかったです。

ただし都営住宅に申し込んでも、抽選に全く当たらない方もいます。母子家庭も増えていますので公営住宅はすぐに入居することが難しい場合もあります。詳しくは住んでいる自治体に問い合わせるなどしてみてください。

そして基本的に地域をざっくり選ぶことはできても、それ以上は空き状況次第となります。

公営住宅は家賃補助があるため間取りを選ぶなどはできないのです。1度入居したらよっぽどの理由がない限り公営間の引っ越しはできません。なので早く入居したい気持ちもあるところですが、事前チェックは必須です。

基本的に駅に近い物件は非常に少ないです。私の住んでいる地域は駅から近い都営住宅は古くて狭い為現在は高齢者が中心になっているようです。

ファミリー世帯向けは駅から近くても徒歩10分以上はかかります。ですが都営住宅は公立の小学校や中学校が比較的近くにあるので便利です。

都営住宅は子どもがひとりだと2DK、ふたり以上だと3DKに申し込みができました。我が家も3DKです。 南側の洋室とダイニングをぶち抜いて2LDKとして使っています。

個室2部屋は私の寝室と娘たちの子ども部屋。子どもが同姓だったので同室でもさほど問題はあり

ませんでした。個室がいいとは言われましたが。

3DKだと個室が3つなのでいろいろな使い方ができます。広さは65m2弱くらいなので十分です。

都営住宅家賃について

3DK65m2弱で家賃6200円と共益費500円でした。長女が高校を卒業するまでこの家賃でした。

年収は当時200万くらい。その後倍の12400円に上がり、次女が高校を卒業しても大学在学中は同居し、 扶養扱いだったせいか家賃は据え置きでした。

家賃計算は母子家庭などのひとり親の場合、正規家賃より75%減額。我が家は年収が200万の世帯だったので家賃計算表の一番下に位置していました。

都営の担当者には収入が減っても今の家賃は変わらないと言われました。なので年収から割り出す正規家賃が24800円。ここから18歳以下の子どもが2人以上いると75%減額、1人だと50%減額。

これが計算方法。これらが住宅により、年収によりで計算されます。

なので目安としてはパート勤務で年収200万程度なら子どもが2人以上いれば一番上の子が高校を卒業するまでは75%減額を受けられます。

我が家の都営住宅は入居当時築年数10年ちょっとくらいでした。なので都営としては新しいほう。私の友人はもう少し古い都営にいて家賃2000円でした。

住宅の築年数や地域によって計算されるのだと思います。ちなみに3DKの例です。

そして我が家はマックスの家賃が85000円。収入が上がると家賃も上がりますがどんなに高給取りになっても85000円以上にはなりません。

ただし上限を超えると出て行ってください、と宣告されます。猶予が5年くらいあるそうですが。それから子どもが高校生になるとアルバイトを始める場合もあると思いますが、これらも世帯年収として加算されますので注意が必要です。

世帯の年収が上がると家賃も上がります。我が家は大学生からアルバイトをしていましたが、医療系大学は忙しいのでそんなにたくさんバイトはできませんでした。

都営住宅は子どもが就職したらどうなるのか 

我が家は長女が6年制、次女が4年制大学で、年の差2歳だったので大学の卒業が同時でした。都営住宅で子どもが就職し、そのまま実家に住む場合は子どもの分の収入も世帯収入として足されます。

そうなると扶養もいないので世帯収入が増えて家賃が上がるか、退去宣告となります。

私の住んでいる住宅でも母子ではないですが両親と子どもだった世帯は次々と引っ越していきました。 都営住宅は隣接して都民住宅という東京都住宅供給公社が提供している住宅があります。都営住宅が低所得者層に対して都民住宅は中堅所得者層が対象の住宅です。

見た目は全く同じなのですが設備等が都営住宅よりも良く 少し広いようです。

家賃は都営からしたらかなり高めです。我が家の例でいうと最高家賃85000円に対して都民住宅は 100000円以上だそう。こちらへ引っ越して行った方が結構いました。

我が家は長女が就職前の3月中、次女も就職後数か月で実家を出てひとり暮らしを始めました。なので娘たちの自立後3年目を迎えた現在も私は都営住宅に住んでいます。

今は扶養家族もいないですし、寡婦控除もつかなくなりました。家賃計算はその年の最新課税証明書で算定されます。課税証明書は毎年6月に最新に更新されますが実際の所得は前年度の所得になります。

なので最初の2年はさほど家賃に変化はありませんが3年目あたりから上がると思います。収入にも

よりますが。

我が家は今年娘たちが自立して3年目。昨年までは家賃24800円でしたが、今年からは上がると思っています。収入審査が最近ありましたので結果はこれから来ます。上がったとしても広さから考えればとても安いです。

いずれにしても子どもが就職した場合、一緒に暮らすとなると公営住宅に住み続けるのは難しいと思います。 

非常勤等で働いてきたお母さんは公営住宅を出て民営を借りるのはかなりハードルが高いと思うんです。相当狭い部屋を借りたとしても家賃支払いは大変だと思います。

子どもと一緒に暮らすことを前提に家賃を折半するなどして引っ越しを考えるのもありかもしれません。ただ子どもが結婚するなど家を出る場合家賃負担が増えることも想定する必要があります。

公営住宅その他注意事項

家賃補助があり、母子家庭の強い味方の公営住宅ですが、補助がある故に注意も必要です。

収入審査なども年2回あり、郵送対応ではなく対面です。平日のみで都営の東京都住宅供給公社は昼休みまであったので私的には結構な負担でした。面倒ではありますがこのおかげで家賃が安いわけです。

公営住宅は場所によっていろいろと決まりごとがあります。自治会はだいたい必須です。こちらも住宅により違いがありますが敷地内の清掃費や排水溝清掃などを自治会費で賄っている場合があります。自治会は敬遠されがちですが、都営の場合管理費のような役割もあります。当然ですが自治会役員がまわってきます。

住宅内清掃などあり、参加が強制な地域もあります。私の友人が住んでいた都営は清掃活動に参加できない場合、3000円の支払いがあったそうです。

それから住んでいる住人も強烈な方が多いです。変な人、変わった人ってどこにでもいますが都営は特に多い気がします。

低所得者層の住宅であることと生活保護世帯も多いことも関係してると思います。決まり事を守らないとか、共有部分の使い方に問題があるなど。騒音など。迷惑な方もちらほら。

これらは住んでみないとわかりません。きちんとしている方もいるので隣近所にどんな人がいるかは運次第ですね。

公営住宅事情まとめ

家賃が安い公営住宅ですが、応募前にある程度のリサーチはしておいた方がいいです。今はネットで間取りや口コミの情報など、ある程度調べることができます。

子育てしながら働く母子家庭にとっては本当にありがたいです。私は家賃補助のおかげで娘たちを大学に行かせられたと思っていますから。

いろいろ問題も多い住宅ではありますが、楽しく暮らすことができました。今本当に母子家庭が多いので、子どもたちの学校関係者や友人などが近所に住んでいます。そんな意味でも楽しいです。

現在はひとり暮らしなので家の中を片付け中。これから年を取っていくことに備えます。ひとりでは広い住宅と安い家賃のおかげです。

再婚して引っ越していったご近所さんもいましたが、私自身は今のままで満足しています。

暁のぞみでした。

ABOUTこの記事をかいた人

あかつき のぞみ
Akatsuki Nozomi
シングルマザー
薬剤師と看護師の娘ふたりのママ
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