こんにちは!暁のぞみです!
子育ての最終段階、大学受験について。入学時に用意しておいたら安心な金額を、経験をもとに紹介します。
国公立大学情報はありません。
私立大学は学校によって入学金から授業料まで、金額が全く違います。同じ大学でも学部によって違うんです。
大学の仕組みを少し紹介しながら、入学金や授業料にいくらかかるのか、説明をしていきます。
文系と理系について
すぐ料金目安知りたい方は、こちら飛ばしてください。
大学受験をするならば、高校在学中に文系にするか、理系にするか選択します。
受験内容が違うので、たいていの高校は1年の時選択し、2年でそれぞれに分かれたカリキュラムとなります。
進路が決まっていれば楽です。
我が家の長女は薬学部、次女は看護学部、両方とも理系です。しかし看護学部は、文系でも受験できる学校がありました。
文系と理系、それぞれの受験科目に合わせたカリキュラムが組まれています。志望校によっては、選択科目を追加する場合があります。高校生活ではどちらを選んでも勉強は大変です。
ところが大学に入ると文系と理系、忙しさが全然違います。
一般的にイメージされている大学生って、あまり学校に行っていないです。バイトをいっぱいしていたりします。このイメージの大学生は文系です。
私の友人で息子を文系大学に通わせているママは「ほとんど行っていない後期の授業料は払いたくない」とよく言っていました。
理系は朝から夕方までびっしり授業あるとこ多いです。高校生活と変わらない感じです。必須科目が多いからです。
ここに選択科目入れたらさらに授業数増えます。
また理系は、研究室へ在籍するともっと忙しくなります。
こんな状況でも部活をやったり、サークルに入ったりしている方もいます。若さですね。
医療系は病院などで実習もあります。こづかい欲しさにバイトをしても、時間が取れないです。あまり稼げません。
ここまで聞いてちょっと気付きませんか?
そーです、授業料もだいぶ違うんです。
4年間の大学授業料目安
我が家は文系に行った子どもがいないので詳しくは知りませんが、文系と理系の4年間にかかる大学費用は以下の通りです。
医療系は
薬・歯・医学部は6年制です。
私立大学って本当に高いです!子どもひとりの教育費2,000万って聞いてたことが、大学に入ると実感できます。
我が家のように、母子家庭でパート勤務だと、全額親が払うことは無理です。
しかし入学後は、奨学金を使うことができるので、母子家庭でも支払いは可能です。楽ではありませんが。
ただし、ここが重要で、入学時はまとまったお金が必要なんです。高校で申し込める予約奨学金で、入学時に出る金額もありますが、そんなもんじゃ全然足りません。
入学時必要な金額目安
どんな受験方法にするかで、用意する金額が違います。
例えば高校3年生になってから受験活動が始まりますが、早ければAO入試で夏ごろには大学が決まってしまう場合もあります。
それから秋の推薦入試で決まる場合もあります。
これらは一番お金のかからないパターンです。
大学入試は一般や推薦で受験料35,000円くらいです。この受験料に同じ大学で他学部を同時に受けると、セット料金のようなものがあるところ多いです。
文系はこの受け方をする方多いです。行きたい大学の文学部、経済学部など受けまくって、合格した中から一番行きたい学部で入学手続きします。
理系は専門職に就くための学部選びをする場合が多いので(看護師になりたいから看護学部、建築士になりたいから工学部など)ひとつの大学で1学部の受験となります。
一般入試だと何校も受験するので受験料だけで結構かかります。
次女は推薦入試だったので、長女の場合で例えてみます。
一般入試だとレベルに関係なく自分が一番行きたい大学第一志望と、合格の可能性がある第二志望、ここなら高確率で合格の第三志望、万が一のための第四志望、こんな感じで受験する学校を決めます。
我が家は浪人なしで大学を選んだので、万が一も受けました。
第二志望の学校は、同じレベルで2校受け、第三志望の学校も同じレベル3校受けたので、全部で7校受験しました。
実際合格すると、大学が定めた期間(1週間くらい)以内に、入学にかかる費用を振り込まなければなりません。
これを振り込むと、大学から入学手続きの書類が一式郵送されてきます。
入学式やオリエンテーションの案内と、学校に提出する個人情報などの書類です。
要するに合格後入金しなければ入学の意思がないものとされ、入学の資格がなくなります。
大学によって多少違うものの、入金額の詳細は以下の通りです。
授業料の中に設備費が含まれていたり、別だったりいろいろです。また後援会費とか学校によって入学時のみ納める費用あります。
我が家の場合、看護学部だと100万ちょっと、薬学部だと130万くらいです。
推薦とか第一志望が先に合格してしまえば、1回払っておしまいですが、すべり止めの学校の場合、一旦入金してその学校の入学権利確保します。
長女は第四志望の学校から入試が始まり、次に第三志望の学校が受かっていれば最初の学校は支払いをせず済むのですが、そう甘くなかったんです。
つなぎにする予定校全部落ちたんです。なので第四志望校に130万くらい入金しました。
だいぶ時間空けてから現在通っている大学が受かり、また130万ほど入金しました。
そして最後の最後に第一志望校の受験でしたが、落ちまくっていたので受かる気ゼロでした。
もし第一志望受かっていたらさらに130万入金していたことになります。
長女は現在通っている大学が受かって、入金し、入学案内が無事届いたころに、第四志望校に入学辞退の連絡入れました。
納めた130万くらいのうち、入学金30万だけは返金されません。残りの前期授業料他100万くらいが後日返金されます。以前は1円も戻ってこなかったらしいです。
辞退連絡は3/31まで、というように期限があります。その日を過ぎたら入学するということです。
辞退連絡忘れていた場合、全額戻ってきません。
また連絡してもすぐには返金されません。ですので次に合格した学校に戻ってきたお金を充てることはできないと思っていたほうがいいです。
長女が辞退した大学は1週間くらいで返金してくれましたが、1ヶ月くらいかかる学校もあるそうです。
大学入学準備金目安のまとめ
以上のことから、大体どれくらい現金を確保しておけばいいか、わかるかと思います。
我が家は1校150万で最高3校に納めたら450万、と計算していました。でも第一志望校に受かる実力あったら第四志望校に入金することはないと考え、300万用意することを目標としました。
多めの算定です。
本当に合格したらすぐに払わないといけないんですよ。この時点でお金がないとか言える状況ではありません。
受験生本人は勉強に忙しく、入試と発表で頭がいっぱいですから。
なので万が一、用意していたお金が足りなかった場合も想定しておくべきです。
私は実家から100万までなら借りられると、勝手に思い、足りなかった場合の保険としてました。
念のため市役所で母子家庭が一時的に借りられる料金がいくらかも調べておきました。私の住んでいる市では、45万まで借りられました。
他に勤めている会社とか、商工会議所や社会福祉協議会などでも低金利で借りられると思うので、調べておいてもいいでしょう。
ふたりの娘たちを受験させて思うことは、大学受験は本当に大変だということです。
ここまでくる間に、高校受験を経験しましたが、お金のことを含めすべてのことが桁違いでした。
長女の受験期は生きた心地がしない毎日でした。身が持たないと思いましたよ。
いろいろな情報が飛び交って踊らされていたとも思いますが、簡単ではなかったです。
大学の偏差値も終わってみればあまりあてにならなかったと思います。娘たちが医療系だったせいかもしれませんが、実際はもっとレベルが高いように感じました。
これから大学受験を迎える受験生と保護者の方には、吉報が届くようお祈りします。
がんばってください!