医療系大学を選択するなら知ってほしいこと。医療系あるある。

こんにちは!暁のぞみです!

我が家の長女は薬学部、次女は看護学部。医療系大学って今とても人気だそうです。出願者が年々増えているとか。

ただ、他大学と違い医療系には向き不向きがあるのも事実です。

総合病院の事務を勤めて10年以上の暁のぞみと、娘たちの学校生活を基に医療職に関して我が家目線で簡単にご紹介します。

薬学部の授業、長女の場合

長女はが苦手です。

おまけに先端恐怖症で、注射もダメです。

23歳になった今でも克服できていません。

家族の誰かがケガをして流血していても「ギャー!」と叫んで手当てしてくれることはありません。

傷を直視することもできません。

映画の手術シーンも、注射シーン見られません

薬学部は本人が希望し、私も向いていると思いましたが、授業で結構グロいことやります。

薬について学ぶ薬学部。

薬がどう人体に影響し、効くのかをマウスやラットを使って学びます。

生きたマウスを気絶させたりします。

こういった授業は、校内実習でやります。

長女が一番強烈だったと言っていたのは、ラットに麻酔を打ち、腹部を開いて心臓から注射器で血液を抜いた授業です。

その日は帰ってきてからずっと、如何に気持ち悪かったかを、ギャーギャー騒ぎながらまくしたてていました。

でも実際は班ごとに行ったので、長女は見てただけ

実行係りは各班にひとり

絶対無理、って他の人に押し付けたそうです。

薬学部といえども、化学実験だけではないんですね。

血が苦手な長女が、よく耐えたと思います。

授業なのでしかたないですが。

看護学部次女の場合

看護学部は血を見ることはもちろんですが、下の世話ができるかも重要です。

介護と通じるところですが、看護は全年齢の子どもからお年寄りまで接します。

赤ちゃんのおむつ交換は想像できるでしょうが、お年寄りのお世話となると赤ちゃんのようにはいかないです。

おむつ交換の他にも入浴の介助や体を拭くなど、入院や在宅看護では、日常の世話は毎日のことです。

看護志望だと、入試の時や学校での授業や実習、就職試験に至るまで、人とのかかわりや看護についてなどのテーマを追究されます。

人が好きで、世話ができることが前提です。

その他に医療技術を学ぶことになります。

看護職は人の嘔吐物や排泄物の処理の他、医療行為の手当などグロい系も大丈夫でないと務まりません。

オペ室の看護師は毎日医師のオペを手伝います。

傷口の手当も医師の代わりに行ったりします。

その他に採血もしますし、インフルエンザなどの接種もします。

そして患者に寄り添うんです。

看護師ってすごいですね。

次女は大学3年生ですが、2年生の時授業でお産を最初から最後まで見たそうです。

家で感想を言ってましたが、他の生徒の中にはショックを受けた子もいたそうです。まあ想像と現実が違うことはよくあります。

それから看護学生は医師の解剖に立ち会う授業もあります。

見学のみですが。

離職率が高いと言われる所以は、想像以上に強烈な医療現場を目の当たりにすることも原因のひとつと考えられます。

だから看護師になりたい理由をしつこいくらいに聞かれるのかもしれないですね。

次女は今のところ汚い系もグロい系も大丈夫なようです。

今は私の勤め先でもある総合病院の病棟で、看護助手のアルバイトをしています。

看護助手の仕事が、今後の看護職に役立つ、と親しくしている看護師長さんがアドバイスしてくれたからです。

実際、実習でとても役立ったと話していました。

そして間近で、看護師さんの仕事ぶりを見ることもできます。

嘔吐物の片付けも、おむつ替え補助も、亡くなった患者さんへの対応もすでに経験済みです。

ただ、大学の友人たちには「看護師になるのに今から病院で働くの?」と言われているそうです。

看護学生が看護助手のバイトをするのって珍しくないのですがね。

医療系あるあるまとめ

医療職は他の仕事と違い、人の生死にかかわる仕事です。

ちょっとしたミスが重大な医療事故につながる可能性もあります。

なので親もサポートをしていく必要性を感じています。

汚い、グロいは苦手でも慣れると思います。

すごく苦手でも、仕事を知れば納得できて割切ることも可能です。

医療職を目指す方の多くは、家族に医療関係者がいます。

薬学部も看護学部も親が開業医だったり、看護師だったり、非常に多いです。

なので我が家のような貧乏母子家庭は、医者一家のすごすぎる日常を目の当たりにして、仰天することもしばしばです。

薬学部は特に多い気がします。

兄弟が医学部だったり。

それから余談ですが、次女は心霊現象が大の苦手です。

幽霊のテレビや映画は、ひとりで見ることができません。

でも、夜の病棟での仕事に、怖さを感じたことはないそうです。

患者さんが亡くなって、お別れの作業をしていても大丈夫だそうです。

私が指摘するまで、怖いとか考えたことはなかった、と言っていました。

授業以外でも、いろいろなことを見たり聞いたりして、ある程度把握し覚悟すれば、苦手でも大丈夫なんだと思います。

私は職場に、仲の良い看護師さんもいるので、事務ではわからない現場のことをよく聞きます。

想定内のこともあれば、想像以上のこともあります。

看護師を目指している次女には、自分が聞いた想像以上の話を小出しで話します。

彼女には、看護師の仕事を幅広く知っていてほしいから。

どんな局面に立っても、冷静に落ち着いて行動してほしいことと、怖くなって逃げだしたりしないように防衛策?ですかね。

これは私の教育法ですが。

あまり脅かしすぎないよう、気を付けています。

ABOUTこの記事をかいた人

あかつき のぞみ
Akatsuki Nozomi
シングルマザー
薬剤師と看護師の娘ふたりのママ
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