こんにちは!暁のぞみです!
健康診断受けてますか?
未就学児は市町村で、学生は学校で、社会人は会社で、専業主婦の奥さんはご主人の会社か健保で、そのあとは市町村で受けるのが一般的です。
暁のぞみは総合病院で健康診断を担当して、10年以上になります。
主に市町村や企業、健康保険組合との契約業務に就いています。
健診受けるときに知っていると、お得な情報などをまとめました。
健康診断と保険診療(外来受診)について
よく健診時に「胃が悪いから胃の検査追加したい」などと耳にします。
もし本当に胃の調子が悪いのなら、健康診断で胃検査を追加してはダメです。
なぜならその検査、保険で受けたほうが断然安いからです。
健康診断とはそもそも自費扱いです。
通常風邪をひいたりして、外来で受診するのが保険診療です。
保険診療ならかかった料金の3割(2割や1割の場合あり)の支払いで済みます。
また、私のような母子家庭なら、市町村から補助(収入審査あり)が受けられるので、3割分の支払いもありません。
マル親医療証です。
この保険診療と、健康診断がよくわからない方多いと思います。
どちらも病院受診ですからね。
健康診断は自費なので高いと思ってください。
だから住んでいる市町村や、加入している健康保険組合から補助を受けて受診するんです。
受診のお知らせが届いたら、指定された病院などで受けます。
病院は補助の出る市町村や健康保険組合とあらかじめ契約をしています。
そして健康診断の内容は、加入している企業や健保によって違います。
ですが厚生労働省が特定健診と法定健診の内容をホームページに載せていて、このふたつの健康診断は全国で統一された内容となっています。
それ以外は様々なんです。
人間ドックも病院により検査内容も、料金も違います。
通常会社員の方は、会社から健康診断受けるように通達がきます。
その会社が病院と契約している場合は、他の病院を選べず、どこの病院でいつ受けるよう指示があると思います。
その他に健康保険組合を使って健診を受ける場合は、健康保険組合が契約している病院から自分が受けたいところを選び、受診します。
大企業の健康保険組合は内容が充実していて、個人負担もほぼなかったりします。
また、同じ健康保険組合を利用していても、正社員なのかアルバイトなのか、20代か40代か、配偶者なのか、などで内容が違う場合もあります。
体調が悪い時に健康診断を受けてはいけない理由
健康診断の目的は、病気を早期発見することです。
人間ドックを受けたらガンが見つかった、など聞いたことありますよね。
健康な時に、検査をすることに意味があります。
血液検査の中には、体の中の炎症反応をみる検査があります。
風邪気味で検査を受けた場合、当然ですが炎症反応が出てしまうんです。
もし隠れた病気があったとしても、風邪で数値が悪いのか、判断できなくなってしまいます。
健康な状態で受けたにも関わらず炎症反応が出たら、何か病気が疑われ、2次検査で発見へとつながる可能性があります。
これが健康診断の目的です。
まだ自覚症状のない、早い段階で病気を発見することです。
それから健康診断受診後、結果が出るまでに時間がかかります。
私が勤めている総合病院は、受診者数が多いこともあって、結果発送に4週間くらいかかります。
この結果が出るまでに時間がかかることも、体調不良の時受けてはいけない理由のひとつです。
風邪なら完治していて、重大な病気なら悪化しています。
追加したい検査があるなら、健康診断受ける時にやるべき
芸能人が健康診断でガンが見つかった、というニュースを聞いたことありますよね。
ガンなどが報道されると、私の勤めている総合病院にも問い合わせ電話が増えます。
先ほどもふれましたが、何も補助が出ずに受診する場合は、完全個人扱いで、全額自費になります。
例えば1項目の血液検査をやりたいと思っても、その検査をやるにあたり、医師の診察や説明があったり、検査技師の採血があります。
血液検査の場合、検査料金自体は安い場合が多いです。
もちろん内容にもよりますが。
でも、その1項目やりたいと病院に頼むと、結構高い料金になりことがあります。
自費診療のため、各病院によって算定方法は様々ですが、目的の検査以外に加算料金が付くからです。
この加算料金、通常は健康診断に含まれています。
健康診断時に追加すれば、加算される料金は重複するため、検査料のみで済みます。
1回ですべての検査をすれば、医師との面談も採血も1回、結果も1枚です。
ですが、健康診断と別の機会に検査をやると、面談も採血も2回、結果も2枚に分かれます。
なので高くなるんです。
もし何か追加したい検査があるなら、健康診断時にやりましょう。
検査内容によっては、補助が出るかもしれません。
健康診断まとめ
いかがでしたか?
健康診断、参考になりましたか?
病院に電話をすれば簡単に済む、と思われてる方多いですが、確認事項結構あるんです。
それから今日空いていればすぐ受けられる、とも思われがちですが大抵は期間置いて予約を取ることになります。
加入している団体に受診資格があるか、確認する作業があるんです。
ここをおろそかにすると、病院は企業から健診料金払ってもらえなくなるからです。
面倒でもきちんと手順を踏んで、万全な体調で受けてください。
注意事項もしっかり確認しましょう。
暁のぞみでした♪