母子家庭は貧乏でも不幸でも恥ずかしいことでもない!

こんにちは!暁のぞみです!

世間が持っている母子家庭のイメージって悲惨です。私自身貧乏、不幸、恥ずかしいって思ったことないですが、周りから「かわいそう」って見られたことは何度もあります。

今母子家庭で冷たい視線を感じている方、これから母子家庭になる予定で不安な方、母子家庭歴18年以上の暁のぞみがちょっと物申したいと思います。

よーするに、実際は全然違うと思っているからです。

母子家庭になったいきさつ

なぜ母子家庭になったのか、それぞれ理由がありますよね。暁家は離婚ですが。

代表的なのが他に、死別未婚ですかね?結婚するときや、妊娠した時に「母子家庭目指すぞ!」って思う方はほとんどいないと思います。

ではなぜ母子家庭になったかというと、やむを得ない事情があったからではないですか。今の時代なら、子どもだけ欲しいけれど結婚はしたくない、という方も多そうですけど。

どっちにしろ母子家庭を選択した、選択せざるを得なかったお母さんて、恥ずかしいじゃなくて、たくましいです。女手ひとつで育てていこう、と決意したわけですから。

自分自身その決意を恥ずかしいと思わなければいいんです。

私、全く恥ずかしいと思ってなかったので、どこへ行っても「母子家庭です」って堂々と言ってました。ただ相手の方が「すいません」って謝ってこられると複雑です。なぜ?って思うからです。

だって本当に母子家庭でいることが、楽しいんです。自分の置かれている境遇に満足できるか否かで、その後の人生全然違ってきます。

考え方と切り替えをうまくやればいいんです。同じ境遇でも、考え方ひとつで幸せにも不幸にもなれます。

試しに暁のぞみの境遇を並べてみます。母子家庭仕事は正規雇用ではない非課税世帯たくさんの持病あり都営住宅住まい

これでは世間からみて、貧乏でかわいそうと思われても仕方ないかな(笑)。ですが今はプロフィールにある通り、娘ふたりを医療大学に進学させたんです。

現在の職場でも以前は「養ってもらいたいとか思うでしょ?」なんて失礼なことをいう人もいましたが、今は一目置かれているように感じます。

多分私のことを貧乏でかわいそうと思ってる方はいないんじゃないかな。

一家の主という自覚を持つ

離婚を決意し、実家に帰らず、自立しているのならわかりきったことですが、お母さんが大黒柱であり家長です。

一家の生活すべての責任はお母さんにかかってきます。

元々家計のやりくりをしていたとしても、結婚していた時は夫がいたわけです。 頼りにならなくとも妻が病気した時には子どもの面倒を見てくれて家事を多少は手伝ってくれていませんか?仕事の帰りに買い物してきてもらうとか。

共働きで妻が突然失業しても、明日困ることはなかったんです。母子家庭はそうはいきません。お母さんに何かあると、一家の生活は激変するんです。

子どもたちがどんな生活を強いられるのか、お母さん次第です。しかし、お母さんのがんばりがそのまま家庭に反映されるので、どう生活していきたいのかをお母さん自身が 決めることが出来ます。

元夫がお金や生活にだらしのない人だったなら、その生活を変えることができるんですよ。お金でもめて離婚になることはよくありますからね。

まずは生活の基盤を作りましょう。仕事をしましょう。そして不測の事態に備えましょう。

母子家庭の主な収入は、給料、国や自治体からの手当て、元夫からの慰謝料や養育費などです。慰謝料と養育費はもらっていない家庭が多いので、今回省きます。もらっている方は、ラッキーです。

 母子家庭の収入ややりくりに関してはこちらの記事も参考にしてください。

母子家庭にとって、貯金は今後の生活を左右する大事なもの

いろいろな境遇といろいろな仕事をされている方がいると思います。月いくら収入があって、いくら支出があるかを今一度確認します。

このあとどんな生活をしていきたいかを考える

暁家を例に出してみます。我が家は母である私がいくつかの持病があります。

そのため体調の変化によっては失業も考えられます。なので離婚したころの私の仕事は、いろいろ融通が利く個人事務所で働いてました。

母子家庭で子どもがいることを理解してくれるので、仕事の持ち帰りOKで、子どもを一時的なら事務所に連れて行くことも可能でした。しかし代表者が高齢だったため、結果的に約5年で突然の失業となりました。

その後は今の勤め先である、総合病院で働いています。正規雇用ではありませんが、定年がなく好きなだけ在籍可能です。ただし仕事がハードで、人間関係もワケありです。

2020年1月現在の私の時給は1,050円です。平日のみなので、1ヶ月約13万くらいが手取りとなります。年収は200万くらいで、少ない方に分類されると思います。

この私が考えた今後の生活は、子どもの教育費最優先です。教育費っていくら用意すれば大丈夫、って基準がないので貯められるだけ貯める、が私の目標となりました。

子どもたちの名義で郵便局や銀行に口座を作り、少しづつ貯金していったわけです。

我が家は教育費でしたが、他に家を買うとか、毎年1回海外旅行するとか、子どもがやりたいことをさせるなど、それそれ違うと思います。

この目標をざっくりでも考えておくといいです。目標があると貯蓄を続ける原動力になるからです。

そしてこの目標ですが決めるのも、達成できるかも、全部母であるあなた次第です。夫がいないので意見を聞く必要がなく最高です。

これ母子家庭の最大のメリットだと思うんです。だって結婚してた時は、すべての事が相談対象ではなかったですか?家を借りるのも買うのも、車を買うのも、子どもの教育も、家電だって、あなたが勝手に決めることできません。

でもね、夫は相談なしで勝手に何かしちゃう家庭、多いと思います。やっぱり大黒柱の稼ぎ手だし男だからでしょうか?

所詮他人の夫。意見がぶつかるなんて当たり前。このストレスから解放されるだけでも、離婚したかいがあると思います。

もちろんそれに伴う責任はありますが、離婚を決意した頼もしいお母さんなら乗り越えていけます。

今後の生活を豊かにしたいと思ったら、実現させればいいんです。自由を楽しみましょう。これってかなり幸福度上がると思います。

母子家庭として生きていくことが嫌で、不安な方

暁のぞみは自分で決めて打開できるタイプですが、そうでない方もいます。ひとりで生きていくのがダメな方。

もしかしたら、このタイプの方が多数派だったりします。振り返えってみれば、母子家庭であることを隠している方いましたからね。いろいろな方がいるので、否定はしません。いろいろな考え方があって当然です。

暁のぞみの記事を読んで、そんな風に思えないとか、私には無理、ってなってもいいんです。やっぱり母子家庭でいることを知られたくない、と思うなら道はふたつです。徹底的に隠す、または再婚する

隠すなら家庭の話を全くしない、とかでもいいと思います。夫のことを話さないお母さんて、母子家庭じゃないのに勘繰られたりすることあります。これ経験上よくありました。

ひとの家の事なんてほっとけよ、と思わず言いたくなりますが、お母さんたちは噂が大好き。私は幼少期から噂のネタにされることが多々あったので、こういう話題は気心の知れた親しい友人としか、したくないです。

でもね、こういう話題が好きな方って、自分の家庭がうまくいっていないからだと思います。世間体を気にするから、夫と不仲でも離婚しないんじゃないかな。

だから母子家庭を悪く言って自分の方が幸せだと思いたい。あくまで予想ですが結構当たってると思います。

世間体って母子家庭の敵です。私は過去に何度も「世間に食べさせてもらってないから」って思いましたね。それにお父さんがいる方が幸せ、という考え方もどうかと思います。

私が言いたいこと「家庭内が険悪でギクシャクしてるなら、夫がいない方が幸せ」「離婚する勇気ない人に母子家庭のこととやかく言われたくない」と声を大にして言いたい!

再婚予定はないけれど、母子家庭であることを隠したい、と思っている方は、夫は単身赴任など設定するのもありです。噂のネタにされるくらいなら、徹底的に隠しましょう。

本当のこと言って傷つくより、嘘で回避する方が断然ましだと思うからです。 ウソつきたくないですが、自衛策です。

母子家庭、貧乏、不幸、恥ずかしいのまとめ

私、自分は「母子家庭ですけど」って胸を張って言ってましたが、ひとつだけ考えさせられたことがあります。

うちが母子家庭だって聞いた同じ学校のお母さんが、自分の息子に「暁さんちはお父さんいないんだって」 と話していたことです。

話そうが話すまいがその方の勝手ではありますが、当時長女が小学校に入学したばかりだったんです。

小学1年生って言っていいこと悪いことの分別ってないですから、当然ですが学校で「お前のお母さん離婚してるんだってな!」と給食の時間に大声で長女に言ったそうです。

子どもが受ける迫害を考えていなかったので反省しました。だって私ならよその家庭の内情を、小学生の子どもには話さないからです。

これ常識だと思っていたのであせりました。いろいろな方がいるんだからちゃんと自分で防衛しないといけないです。

長女にその時の様子をたずねたら、まわりの子どもは笑ってて、先生は何も言わなかったそうです。そして本人も気にしていない、と言っていました。

長女は今も昔もクール

小学生の頃は子どもたちに選択させていました。お父さんは一緒に住んでいないだけって言ってもいいんだよ、って。パパとママは離婚したけどお父さんはいるからねって。

小学生ですからね。いろいろ考えて私が娘たちに言った言葉です。でもその話を職場でしたら「子どもにウソをつかせるの?」って言われました。

ウソなのかな?離婚してお父さん消えたわけではないのに。この言葉は結構ショックでした。

子どもへの対策はまだ先でいいと思っていたので、これを機会にまめに家族会議をすることとなります。結果、我が家の子どもたちは私と同じように「母子家庭ですけど」って堂々としています。

多分私が平然としているのを見ているからだと思います。

この18年の間に、母子家庭への偏見いろいろありましたね。「母子家庭なのにお金あるの?」って言われたことは多いですね。

母子家庭=貧乏、出来上がってます。だから子どもたちに「うちってお金なくて困ってる?、何か買えないものある?」ってたずねて「ない」っていうやりとりをしょっちゅうしていました。

気を使ったのは子どもたちが小学生まで。その後はふたりとも「慣れた」って言ってました。そーです、貧乏で不幸って思ってる人に、そうじゃないって説明する必要ないんです。

相手の考えがわかるから、だから何?って態度を返すとびっくりした表情してましたね。 いちいち母子家庭だからどうとか指摘する人って悪意あるから。

母子家庭でいる以上、いろいろ対策しながら解決していくことになります。家庭内は平和なのに、外野がめんどうですね。

子どもの対応はやるべきですが、あとはほっときましょう。気にしてもきりがないので。悪いことはしていないんです。堂々としていていいと思いますよ。

ABOUTこの記事をかいた人

あかつき のぞみ
Akatsuki Nozomi
シングルマザー
薬剤師と看護師の娘ふたりのママ
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