子ども育てるのに数千万!母子家庭の節約術

子ども数千万

こんにちは!暁のぞみです!

子どもひとり育てるのに、約2000万円かかる、と報道されたこともありました。

我が家は娘ふたりの母子家庭。正直言って、子育てにいくらかかるのではなく、いくらかけるかは親次第だと思います。置かれている環境にもよりますが。

お金をかけない育児はできる!と私は思うんです。実際お金かけずに育児をしてきたので。

参考までに我が家流のご紹介です。

育児にお金をかけたくてもかけられない母子家庭

まず、我が家の紹介を改めてさせていただきます。2歳違いのふたりの娘が小学校入学前に離婚し、母子家庭に。母子家庭歴18年、持病があり、時給制のパート勤務、都営住宅在住です

私はあまり自覚はありませんが、世間一般的にみると我が家は低層貧乏家庭に当てはまると思います。

給料はボーナスなしの手取り12万くらいです。

しかし児童手当、育成手当などを月9万円くらい受給しています。(現在は大学生のため受給期間は終了)

我が家は東京都在住。住んでいる自治体によって受給額は違うと思いますが、母子家庭の方なら大体こんなもんです。

他に市から学習補助費のようなものを中学生が終わるまでもらっていたり、非課税だったり、医療費がかからなかったり、都営住宅なので家賃が6000円くらいでした。(現在は13000円くらい)

収入は少なくても、国や都や市から手当てをいただき、家賃補助もあり、医療費も無料だったので、生活するうえで苦しかった記憶はないです。

むしろこの環境で節約に励んだ結果、ふたりの娘を私大医療大学に通わせることができました。

子どもをどう育てたいか、夫婦間でも意見が合わないこともあると聞きます。 「三つ子の魂百まで」という言葉通り、3歳までにこんなことをさせると頭のいい子になる、とか書籍もあります。

理想は様々です。私自身ピアノが弾ける子がかっこいいから自分の子どもに習わせたい、とかスキーやスノボーに小さい時から連れて行ってあげたい、とか英語を苦労なく習得させたい、などいろいろ思っていました。

ですが現実は何をやらせるにもお金がかかる、ということに直面します。何をやらせようか、ではなく何もさせられないのが母子家庭の現状です。

マイナスにとらえるとかわいそうなイメージですが、子どもは幼少期与えられた環境でそれなりに楽しく過ごせるので問題ないと思います。

小学校入学前にかかる育児費用

我が家は母子家庭になる前から育児にまつわる物を、お下がりでいただいてました。複数の友人からありがたく頂戴していました。

買ったものって何があったか思い出せないほど。まだリサイクルショップが一般的でなかったので、本当に助かりました。

ところがお下がりってありがたいものではないようなんです。少子化の影響でしょうか?

自分の子どもには新品を着せたい、使わせたい、と思うのも親心なので否定はしません。ですがお金をかけない育児をするならお下がりは必須です。

もらえる友人がいないのなら、リサイクルショップやメルカリを利用し、できるだけ出費を抑えましょう。我が家の娘たちは○○ちゃんがくれた服、と喜んで着ていました。

あと保育園に行っていたので、母子家庭は保育料が無料です。高収入のお母さんは母子家庭といえども保育料かかりますよ。保育園にも優先的に入れるので、ありがたいです。

赤ちゃん期から小学校入学まで、ほとんどお金をかけずに育児しています。おもちゃは一切買ってあげませんでしたが、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさん、友人からのお下がり、でそこそこ持っていました。

あとお菓子も買いません。栄養的に必要ないから。

保育園で必要な布団カバーとかバックなども、和裁洋裁を得意としていた私の母から布をもらったり、安い生地屋さんで可愛い布を買って、手作りしていました。洋裁は嫌いでしたが、私が作ってあげると娘たちがすごく喜んでくれたので、下手なりにがんばりました。

それからオムツですが、友人から布オムツをカバー付きで大量にもらったので、紙オムツって我が家はほとんど使ってないんです。 外出時も布オムツを持参していました。

すごく驚かれますが慣れです。多分布オムツー式をそろえるとそれなりに費用が掛かると思います。成長と共にカバーも何サイズも必要ですし。手間を考えても一般的ではないですが、もらえる機会があるなら布オムツ挑戦して欲しいです。

小学生時にかかる育児費用

小学校入学って子どもの人生の中でもトップレベルのイベントだった気がします。私よりおじいちゃんおばあちゃんのが興奮していたように思います。

ランドセルや学用品のほとんどを買ってもらいました。ありがたい。好意は素直に受け取っていいと思います。

学習机は自分で買いました。見に行くまで知らなかったのですが、学習机って高いです。6万円くらいした記憶があります。なのでDIYのお店で無塗装の組み立てカントリー調机を買ってきて自分で白くペイントし、娘の名前とバラを施した世界にひとつの机を用意しました。

ペイントは結構大変でした。ムラなく仕上げるのに数回ペイントして最後ニスを塗ります。椅子はリサイクルショップで千円くらいで買ってきたのを白くペイントしました。

机の上の棚はすのこで作ってペイントし、ライトを付けて前面にレースをはりました。今は友人の子どもへあげてしまいましたが。

当時白い机がなかったのでペイントしたんです。白は長女のリクエスト。でも塗装が結構大変だったので、次女は既製品を買いました。

他に給食費は母子家庭だったので補助がでました。修学旅行費や遠足などの負担金もすべて補助が出たため払っていません。

休日も交通費節約のために徒歩や自転車を利用し、遊園地などは実家から招待券をもらった場合のみ遊びに行っていたのでお金をかけていません。

せっかく遊園地に出かけても乗り物は招待券についている分だけです。お弁当と水筒を持参していたので飲食代もかかりません。

小さいころからこの調子だったので、娘たちに駄々をこねられたこともなかったです。小学生までは親がコントロールできるので節約しまくりました。

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中学生以上の育児費用は成長と共に上がります

まだ義務教育の中学ですが、小学校と大きく変わるところがいくつかあります。 まず、制服。公立中学ならジャケットやボトム、ベストなど学校指定の物を一式そろえます。

Yシャツは指定の物ではなくても大丈夫なところが多いです。ですが毎日着ることと、アイロンがけを回避するなら形状記憶のそこそこな物を選んでおいた方がいいので最低でも3枚は用意します。

これらを夏用、冬用とそろえます。最近は夏のクールビズの影響で、制服もYシャツでなくポロシャツOKになりました。学校によってカラーバリエーションに違いがあります。

他に体操着、ジャージ、上履き、体育用運動靴などあります。入学時はこれらを即金で払うので、予備費を含め10万円くらいは用意しておいた方がいいです。行政から補助が出ることがあっても、通常は後で振り込まれます

学用品なども小学校の頃より必要な物が増えます。我が家の時は中学校から電子辞書を使うようになりました。長女に必要だと言われ、クレジットカードのポイントでカシオの電子辞書をもらい、使いました。

この電子辞書、ポイントでもらったので、高性能ではありませんが、長女から次女へ、現在は友人の子どもへ引き継がれています。

参考書や塾の費用などが発生するのもこの時期です。小学校から塾へ行っている子も多いですが、中学になると高校受験のため、塾へ行く子どもが増えます。参考までに我が家は中学時代は塾へ行っていません。

高校受験にかかる費用関連記事。

あと中学校から始まるのが部活です。ほとんどの学校が何かしらの部活へ入るよう呼びかけます。我が家は子どもたちに選ばせてました。長女はバレーボール、次女は陸上。

小学生の頃から地元の同好会に参加していたので予想通りです。運動部は練習着や専用シューズなどを個人でそろえるため、お金がかかります。

他に吹奏楽部や写真部なども楽器やカメラを買うとなったら高額必須です。事前に子どもと相談し、お金のかからない部活に入るよう伝えることも大事です。

生活費より楽器を優先させたら、家計が破産してしまいます。子どもに自由な選択をさせたいなら、それなりに資金を用意しておかなければなりません。でも母子家庭では限界があります。

私の知人で息子にサッカーをやらせるため、同居しているおばあちゃんから借金し、それでも足りなくて民間金融からも借金していた方がいました。生きていくための費用を削ってまで、子どもにお金をかけることは間違っていると思います。

お金に関する認識を、家族で話し合っておくことは大事です。

育児費用まとめ

子ども一人に数千万かかるなんて大げさだと思っていました。しかし結果的に我が家の長女は薬学部へ進学したため、学費だけで1,300万円、他に交通費や教科書や参考書など諸々加算したら、大学生活だけで1,500万円以上かかりそうです。

もちろん全額親の私が負担することは無理なので、奨学金を活用しています。生活費を節約することは可能ですが、教育費は難しいです。

長女に薬学部の勉強が大変だから文系の大学へ行けばよかった、と愚痴られたことがあります。ですが働くのが嫌だから大学や専門学校へ行く選択は、我が家にはありません。

将来設計のない大学生活を送らせる余裕はないからです。教育費を節約するのって無理があります。しかもこの分野は、お金かけようと思ったら無限です。

参考までに文部科学省のHPから「子供の学習費調査」で公立学校や私立学校にかかる費用がわかります。

義務教育までは、そんなにお金をかけずにいけますが、高校からはキツイです。 実際私も長女が高校生の時が、金銭的に一番大変でした。(主に教育費)

大学へ入ってしまえば、お金はかかるけれど、奨学金を事前に計算しているので思っているほど大変ではないです。バイトもしているので、娘たちもすべての費用を私に請求しません。交通費や食事代を自分のバイト代で賄っています。

まあ、個人的に思うことは医療費や公営住宅の家賃補助などが、すべて18歳に達した年の3月で終了してしまうんです。

貧困層の母子家庭は、大学に行くことを想定されていないのでしょうね。今まで助けてもらっていたので、文句はありませんが、学生を扶養している間は医療費と家賃補助が継続されていれば最高でした。私が持病持ちなので、医療費がかかるのは仕方ないですが。

教育費にお金をかけず、公立高校から就職すればほとんどお金はかからないと思います。ですがブラック企業があり、就職氷河期もあり、コロナで内定取り消しもありました。

こんな時、実家へ帰ってこられても世話できないです。私の安月給じゃ。

一番の理想は、奨学金で文系大学へ入学し、一流企業へ就職すること。文系大学の学費は、理系の約半分だからです。ですが有名大学を出ても就職で苦労した話を聞くと、資格取得のほうが確実な気もします。

そんな都合よくいくとは限らないので、頭使って今を最善と思う方法で乗り切るしかないです。

教育費や節約記事をいろいろ書いていますので、他の記事も参考にしてください。

暁のぞみでした。

ABOUTこの記事をかいた人

あかつき のぞみ
Akatsuki Nozomi
シングルマザー
薬剤師と看護師の娘ふたりのママ
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