こんにちは!暁のぞみです!
尋常性白斑その4はメイクに関してです。
その1~3までは治療に関してをテーマごとにまとめました。今回は治療ではなく、白斑を隠すために使ったメイクなどを紹介します。
20年も白斑と付き合い、隠すために色々試してみました。普段のメイクはほとんどしない、というかメイクはあまり好きではないんです。
そんな私が白斑を隠したい一心で使っていたメイクは、白斑用もあればそうではないものもあります。
その1~3まで読んでない方は是非ご一読ください。
【尋常性白斑】患って20年、治らないことを受け入れる、その1
白斑を隠すために使ったメイク
1番長く愛用していたのはカバーマークです。創設者が火傷などの傷あとを隠すために作ったそうで、白斑関係で知りました。
ですが皮膚病の方というより、カバーマーク自体が人気商品です。2色を使い、白斑を隠していました。
カバーマークは油分の強いファンデーションで、カバー力はあると思いますが、厚塗りになってしまうのがちょっと嫌でした。私はもともと化粧が好きではないので。
他の化粧品で代用できないものかとそこそこ試しましたが、カバーマーク以上に隠せる化粧品に出会えなかったです。
試すというのは買うことではなく、実際にお店でメイクしてもらいました。
結構後半になって、マーシュ・フィールドという化粧品に出会います。こちらは白斑など皮膚病を隠すことを目的とした化粧品です。メーカーから直接買いました。
メールや電話でやり取りできますし、メイク教室もやっているそうです。すごく親切でした。
ですがきれいにメイクするには技術が必要で、時間もかかります。私には少し面倒でした。
今現在は顔は全て色が抜けているので、ミネラルファンデーションに落ち着いています。白斑部分の皮膚は白くてきれいかというと、そうではないです。赤みが出やすいです。
経験上まとめると、顔にはっきり白斑が現れて、できるだけ目立たなくしたいのであれば、マーシュ・フィールドをススメます。
興味のある方は、メールで相談してみてください。顔だけでなく、体に使えるクリームなどもあるようです。
それ以外の方ならカバーマークでいいと思います。よく見ると境目がわかっても、それなりにきれいに隠せます。
私が使っていたのはベーシックフォーミュラです。2色を使っていました。
お店でメイクしてもらい、色の相談できます。
完全に色が抜けて、赤みが目立つ方で私のようにメイクが面倒だったり、ナチュラルが好きな方はこちらの記事を参考にしてください。
手の甲の白斑を隠すのに、ダドレスよりいいものあります
白く抜けた白斑部分に着色する、有名な商品があります。その名も【ダドレス】
なぜ有名かというと、病院で紹介されるからです。白斑を治したくてあたふたしている最初の頃にこの商品を紹介されたら、高確率で購入してしまいます。
これ、いい商品なんです。知らない方に簡単に説明すると、透明な液体を白斑の患部に塗ります。
約6時間後くらいに塗った部分が着色されるんです。きれいに塗れれば、本当に白斑が目立たないです。
一応1週間くらい着色されるそうですが、個人差があると思います。私は塗った次の日だけきれいで、以後徐々に薄くなり、4日目くらいにはもとに戻ります。
なので毎晩塗っていました。
ただダドレスって小瓶なんですよ。11mlで3000円くらい。すぐなくなってしまうので、手だけに使っていました。
私の場合、顔は色が出にくかったので、顔の使用は断念しました。それと万が一濃く塗ってしまった場合、シミのようなってしまうリスクがあるからです。
結構長く愛用していましたが、途中で代替品を見付けました。日焼けしたいひと向けの商品で、タンニングローションです。
こちら普通のひとが、日焼けした肌を作る為のローションですが、ダドレスとほぼ同じです。
昔の記憶ではありますが、使い方も着色の仕方もほぼ同じ。
ダドレスと違いたっぷり入っているので、長く使えます。私が愛用していたのは、【セルフタンニングローション 100】という商品です。
150mlで3000円くらい。このローション本当にお世話になりました。
ただ、使い方を見てもらったらわかると思いますが、塗るのにコツがいります。 透明な液体なので、その場では着色の確認ができません。
ムラが出ないように塗り、境目ははみ出さないように注意します。私は夜寝る前に、手の甲の患部に綿棒を使って塗っていました。
綿棒に液がたくさんつかないようにし、肌にすべらすような感じに塗ります。筆を使ったり、やりやすいものでいいと思いますが、綿棒なら使い捨て出来るので便利でした。
塗り終わったら、液体が完全に乾くまでそのままにします。乾いたら就寝、朝には色が付いています。
この作業を毎日していました。手の甲だけなので、慣れてしまえばそんなに大変ではありません。
今回の記事を書くにあたり、愛用品を調べるためにタンニングローションを検索したら、たくさんの商品が出てきました。
当時私も他の商品を使ってみて、一番ダドレスに近かった【セルフタンニングローション100】を愛用していましたが、いろいろ試してみて自分に合ったものを探してみるのもいいと思います。
きれいに塗れれば、白斑による苦痛が減ります。
足など広範囲の白斑を隠すならエアーストッキングがおススメ
私は手の甲と同じように、足の甲から足首にかけて目立った白斑がありました。夏にサンダルをはいたりして、足を出すときはエアーストッキングを使っていました。
足に直接スプレーを噴射する商品です。商品名から推測できると思いますが、はかないストッキングです。発売当初ちょっと話題になりましたが、あまり有名な商品ではないです。
私も偶然ですが、宣伝しているのを見て白斑に使ってみるきっかけとなりました。使わなくなってずいぶん経ちますが、今でもちゃんと販売されていました。
ストッキングと一緒で色を選べるので、自分に合った色選びができます。スプレー後の仕上がりもきれいです。スプレー噴射時は飛び散るので、私はお風呂場でスプレーしていました。
乾いたら服などにも付きにくかったです。色ムラもできにくく簡単です。腕や手の甲に使ったこともありますが、化粧している感が目立つので、足がおススメです。
この商品のおかげで、夏に可愛いミュールをはき、パンツで足を出せるようになりました。ちょっとしたことですがうれしかったです。白斑でおしゃれをガマンすることたくさんあるので。
ですが毎回スプレーするのが面倒なのと、当時1缶2000円弱くらいして割とすぐなくなったように記憶しています。なので特別な日限定で使っていました。
それでも今はスプレーの他に、クリームタイプとリキッドタイプがあるそうです。ファンデーションのようですね。ウォータープルーフもあるみたいですし。
私が知らないだけで人気商品なのかもしれません。白斑隠しで使う人は少ないと思いますが、エアーストッキングよかったですよ。
白斑を隠すメイクまとめ
20年も患っていれば、いろいろ試しているものです。記事を書きながら懐かしく思い出します。
当時は隠すのに必死でした。今より若かったですし、オシャレだってしたいですから。
アラフィフの今だって本当はもっと肌を露出させたいと思っています。せっかく筋トレに励んでいるのに鍛えた腕や足を出せないのは残念です。
それでも以前より白斑は隠しやすくなりました。今は白斑を隠すために使っているものはないです。長袖とGパンで十分隠せるので。
私が今まで使ってきた白斑隠しメイクは、すべて自然に隠せるものを選んできたつもりです。
いかにも隠してます!とならないような仕上がりにしたかったからです。タンニングローションは慣れるのに少し時間がかかりましたが、コツをつかめば大丈夫。
エアーストッキングも足に使用するなら仕上がりはとてもきれいです。このふたつを使いこなせれば、白斑の苦痛からだいぶ解放されます。
白斑は、他人に見られることで苦痛を感じる疾患だと思います。なので白斑ではない方にはこの苦痛がなかなか理解されません。
その苦痛を少しでも和らげるのに、メイクは必須アイテムです。白斑のある場所によって隠し方に工夫も必要です。
私の隠し方を参考にしていただけたら幸いです。
暁のぞみでした。