こんにちは!暁のぞみです!
我が家は長女が薬学部5年生、次女が看護学部3年生、母である私が総合病院で医療事務をしている母子家庭です。
医療大学って本当に大変。勉強も、学生生活も、授業料だって他の大学とは全然違います。なので挫折しそうになることも、しばしばあると思うんです。
特に学生のみなさん、嫌になってもやめないで!
私からのアドバイスを聞いてください。
医療関係者って変わった人多いんです、何言われても気にしない
頑張って勉強してきた人、何年も医療現場で経験を積んできた人、医療関係者は自信満々の方が非常に多いと思います。
なので医療現場も、大学の先生同士も、バチバチしていると感じるかもしれません。言葉もきつかったりします。
挫折しそうになる理由は様々だと思いますが人間関係、現場での出来事、医療人としてのプレッシャー、一生勉強、などでしょうか。
次女も看護師がなぜ強くなるのか、学生同士で話題になったそうです。 患者、同僚看護師、看護師長、医師に揉まれるから強くならざるを得ない、と言っていました。
確かに他の職業とは違います。
想像していない、できないことにぶつかると心底嫌になることも考えられます。医療職に就くなら、これらは避けられないと思ったほうがいいです。
信じられないようなことが起こっても、医療現場ならありなんです。その度に辞めたくなっても仕方ないんです。
家族や友人で、何でも話せる人が必要です。ただ、医療系じゃない人には共感してもらいずらいかもしれません。
一般的には医療職は給料がいい、と思われています。真剣に悩んでいたとしても、贅沢な悩みとして扱われるかもしれません。
医療職を目指していても、一生医療人でいなくていいんです
違う職業に就いたって自由です。国家資格に縛られることはないんです。
ですが「看護師の資格があるのになんでコンビニで働いてるの?」というような疑問をぶつけられることはあります。
これは仕方ないですね。 嫌なら黙っていればいいでしょう。
芸能人でも女優の小雪や、お笑いのオカリナだって看護師の資格を持っているそうです。
自分にプレッシャーをかけないようにしてみます。医療職の国家資格は、仕事の選択肢が広がると考えてみましょう。
看護師といっても、就職先は病院だけではないんです。私の友人も市役所に就職した方います。
資格を生かした部署にいますが、やっていることは事務員と同じです。実際は公務員として就職するほうが、病院勤務より狭き門です。
給料は他の公務員より看護師資格があるため、基本給が高いです。
国家資格のおかげで、いつでも稼ぐ手段があります
医療人に限らず、今の勤め先に疑問を感じたり、嫌気がさすことあると思います。違う生き方を見つけたり、他に夢中になれることに出会ったり。
普通に企業に勤めていると、辞めて新しいことにチャレンジするにはかなり勇気がいります。間違ったと思っても、戻ってくることが難しいから。
なんの資格もないと、前職でいくら頑張って働いたとしても、それが次の職で評価されずらいです。転職自体マイナスとなる場合があります。
女性だと特に、年齢を重ねる、結婚しているかしていないか、子どもがいるかいないかでマイナスポイントがどんどん増えます。
やりたいことがあったり、嫌気がさしても我慢せざるを得ません。こんな時医療職の資格があれば、また戻ってくることができるんです。給料もいいまま。
他の職ではなかなかないことです。確かに医療職でも、いつでも人手不足の分野と飽和状態の分野があります。
私が今の病院でよく聞くのが、医師と看護師の慢性的な人手不足。結構深刻です。看護助手なら資格がいらないので誰かいい人いないか、よく聞かれます。
それから放射線技師の飽和状態。放射線技師は医療職の中でも再就職が難しいそうです。放射線科は機器が増えないと技師の増員はしないから。
乳がんの受診率が上がっていても、マンモグラフィーの機器は1台しかないということだから。
医療職しかない、というより医療職ならあるという考え方
病院で働いていると、いろいろな噂を耳にします。噂はみんな好きですからね。
病院奨学金をもらい、看護助手として動いていても、いざ就職したら1年もたずに辞めてしまった、と聞いたことがあります。
この方は、人の生死の現場で起こったことが原因で看講職を辞めました。もらった奨学金を返しながら、医療とは全然関係ないところで働いているそうです。
若い彼女が今後医療職に戻ってくるかはわかりません。ただ、嫌な出来事というのはどの仕事であっても起こりうることです。
その出来事を耳で聞くことと、実際体験することでも違うと思います。
私も悩むのですが、言葉を選びながら医療現場でどんなことが起こっているのか次女に話します。
言わずにいて、次女が看護職に就いた後経験することになったほうが、ショックが大きいように感じるからです。
大事なのは出来事を伝えることより、そのあとのフォローです。話したときは次女も驚きますが、逃げることより寄り添うことを選んでほしい、と伝えます。
難しいですよ。親も試されているようです。
一生懸命勉強してとった資格なんです。給料が他の職業より高いのには理由があります。医療職にいる人は、このありがたみに気付きにくいです。
働きに見合っていないとか不満もあると思います。でもね、他の職業はもっと賃金低いですよ。それが見えないだけです。
今回コロナで仕事を失った方、給料が激減した方、たくさんいます。ニュースでは医療機関がひっ迫していると報道されているのに。
仕事のない方が人手不足の分野に行こうと思っても、医師や看護師になるのに何年かかると思いますか?言うまでもないですね。
勉強したことは財産です。例えが看護師ばかりになってしまい申し訳ないですが、学んでとった資格を大事にしてください。
その資格は一生働く現場がある、ということを保証してくれています。
とっても意味のない資格がたくさんある中で、医療学校へ行ってとった資格は特別なんです。
学校に行っているときは気付かないだけですから。
医療職に関してまとめ
本当は医療人になったあと、違う職業にも就けるよ、なんて言ってはいけないことです。
医療学校に在籍しているならわかると思いますが、入学試験からイヤって程聞かれていると思います。
志望理由。
離職率が高いことは、医療現場でも問題になっています。 学校も育てた人材が医療職を離れたと聞けば、残念に思っているはず。
その後の生徒の就職にも影響します。でもこればっかりは仕方ないと思うんですよね。
皆、最初はやる気満々だったと思うから。
だけどいつか勉強してきたことを有難く思う日が来ますよ。それは年を取るごとに経験を積んでいくから。今まで見えなかったことがわかってくる時がきます。
医療職以外の環境を見る機会が増えれば、考え方も変わる時が来るかもしれません。私はきっと来ると思っています。
若いときは視野が狭いんです。世の中のことも、社会に出て学ぶことがたくさんあります。考え方も自分も、変わるんです。
今はよくわからなくて不満もあるかもしれませんが、とりあえずがんばって勉強し、国家試験通過を目指しましょう。
医療職がすべてではありませんが、その資格持っていて損することはないですよ。
暁のぞみでした。